最新ハワイ(ホノルル)不動産売買/賃貸市場動向≪2025年1Q≫
ハワイの2025年第1四半期は、一戸建て市場とコンドミニアム市場共に穏やかで動きの少ない市場となっています。戸建て市場から見ますと、2025年第1四半期の成約件数は、昨年同期比で4.0%減少した一方、中間価格は8.4%の増加となりました。一方で市場在庫数は前年に対して2,235件と25.5%上昇しています。在庫が増加した要因としては米国住宅融資金利が高止まりしておりオーナーの買い替え需要が停滞していることが挙げられます。しかし市場滞留日数は昨年同期の31日間に対して、15日間と大幅に短縮しました。コンドミニアムの販売は前期に引き続き低調ですが、2025年第1四半期の成約件数は、昨年同期比で0.4%微増しました。中間価格は1.2%の小幅な増加、在庫件数は昨年同期に比べて54.8%と大幅に増加しました。市場滞留日数は昨年同期の29日間に対して40日間とこちらは低調です。コンドミニアムの管理費は引き続き上昇傾向を示しており、金利の高止まり及びトランプ新政権の施策による景気の先行き不透明感の高まり等から低調な販売となっています。一方、賃貸市場の方は前期に続いて活発で底堅く、賃貸平均価格も上昇し、賃貸需要が供給を上回っています。
【一軒家売買市場動向】
【コンドミニアム売買市場動向】

【コンドミニアム売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>