最新マンハッタンコンド不動産売買/賃貸市場動向≪2025年2Q≫

【2025年第2四半期のニューヨーク売買市場動向】
2025年第2四半期のニューヨーク売買市場は、前年同期比で中間価格が+0.85%、成約件数が▲6.4%と、全体的にはあまり動きのない結果となりました。傾向としては第1四半期に続き、高価格帯物件および新築物件が活発な動きを見せる一方で手ごろ感のある中古物件は動きがなく二極化の現象がみられます。大手不動産調査会社Miller Samuelによると、450万ドル以上の高価格帯では、中間価格が前年同期比+8.8%、販売件数が+18.3%といずれも堅調です。新築物件についても中間価格が+13.1%、販売件数が+19.3%と大きく伸長しています。また、現金購入の割合が全体の69.1%と過去最高を記録し、特に300万ドル超の高価格帯では約8割が現金取引となっています。一方で、中古住宅の中間価格はほぼ横ばい、在庫は前年同期比で+4.7%と増加しており、市場は買い手優位に傾いています。国際購入者の割合は6.5%と、過去10年平均の11.7%を大きく下回っており、投資目的の購入も減少傾向にあります。

【賃貸市場の動向】
賃貸市場は前年同期比で中間価格が同額の$6,500と高止まりの状況が続いており、成約件数は+8.7%と活況を呈しています。在庫数が限られており、空室率は4月・5月ともに2%未満を記録、成約までの期間も短縮しています。
このような状況下、中古物件の仕込みには好機といえる一方、売却に際しては競争力のある価格設定や商品力の強化が求められます。今後は、関税政策の行方、金利動向、株式市場の変動が市場の方向性を左右する鍵となると見られます。

【マンハッタン売買市場】
【マンハッタン賃貸市場】

出典:売買/賃貸市場のグラフはともにOLRからデータ引用。


補足資料【金利・米国債・為替点の推移】出典:住宅ローン金利についてはFRED, ドル円為替については、三菱UFJリサーチ&コンサルティングよりデータ引用。

 

 

一覧へ戻る