最新ハワイ(ホノルル)不動産売買/賃貸市場動向≪2026年1Q≫
総論としてオアフ島全体の2026年1Qは戸建ての需要が高く、好調である一方、コンドミニアムの販売は横ばいとなっています。しかし今回のレポートにもある弊社がその中から独自に選択した日本人購買層が実際に購入するエリア(ワイキキ、アラモアナ、ワード、カカアコ地区)の市況を見ると逆転現象が起きております。戸建てについては成約件数が減少しており在庫数も増加しています。一方、コンドミニアムは成約件数が対前年同期比、前期比ともに2桁台の大幅な増加となっており、中間価格も増加しました。この背景にあるはワードやアラモアナ地区にある新規物件の販売が好調であったことが挙げられます。コンドミニアムの在庫数は引き続き増加傾向にあり、買い手にとっては選択肢の幅が広がりバーゲニング・パワーも優位に働き、中古物件の仕込みには好機と思われます。売り手にとっては引き続き競争力のある価格設定や改装をしたり、ステージングに工夫をするといった商品力強化が求められています。
各論として戸建て市場(先述のエリア限定)から見ますと、2026年1Qの成約件数は、30件と昨年同期比で▲11.7%減少、対前期比でも▲23.0%の減少に転じました。一方、中間価格は対前年同期比2.0%の微増となりました。 市場在庫数は100件と前年に対して8.7%上昇しています。在庫が増加した要因としては住宅ローン金利が引き続き高止まりしており(30年固定ローンで6%前後)、オーナーの買い替え需要が停滞していることが挙げられます。コンドミニアム市場の2026年1Qの成約件数は163件と昨年同期比で21.6%増加、前期比でも10.8%の増加に転じました。中間価格は$799,000と8.4%増加、在庫件数は1,223件で前四半期からは▲5.7%減少したものの、対前年同期比では7.7%の増加でした。コンドミニアムの保険料、管理費、生活費などの固定費の引き上げや円安による不安材料は払拭できていませんが、韓国、シンガポールなどを含むアジアからの購買層が増えているようです。
【戸建売買市場動向】

【コンドミニアム売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>
