最新ハワイ(ホノルル)不動産売買/賃貸市場動向≪2025年2Q≫
ハワイの2025年2Qは戸建て市場とコンドミニアム市場は共に低調モードが続いています。特にコンドミニアムの販売が鈍化しています。在庫の増加と価格調整が進んでおり、買い手にとっては選択肢の幅が広がり、じっくりと選ぶことが出来、バーゲニング・パワーも優位に働き中古物件の仕込みには好機と思われます。売り手にとっては競争力のある価格設定や改装をしたり、ステージング(家具をモデルハウスのように設置)に工夫をしたり、商品力の強化が求められます。各論として戸建て市場から見ますと、2025年2Qの成約件数は、昨年同期比で▲0.5%減少した一方、中間価格は+約5%の増加となりました。一方で市場在庫数は2,484件と前年に対して+29.9%も上昇しています。在庫が増加した要因としては、住宅融資金利(30年固定ローンで6.85%前後)が高止まりしており、オーナーの買い替え需要が停滞していることが挙げられます。コンドミニアムの販売は前期に引き続き低調で2025年2Qの成約件数は昨年同期比で▲10.8%も減少しました。中間価格も▲2.4%の減少、在庫件数は昨年同期に対して+53.5%になりました。コンドミニアムの管理費、固定資産税、生活費などの固定費の引き上げと、円安、そしてトランプ政権による新政策の見極めと合わせて全体的に低調な販売となっております。
【一軒家売買市場動向】
【コンドミニアム売買市場動向】

【コンドミニアム売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>