最新ハワイ(ホノルル)不動産売買/賃貸市場動向≪2024年4Q≫
ハワイの2024年4Qは一戸建てとコンドミニアムは共に穏やかで動きの少ない市場となっています。戸建て市場から見ますと、2024年4Qの成約件数は、昨年同期比で11.1%減少し、中間価格は1.1%の微減となりました。一方で在庫数は、前年に対して2,165件と11.7%上昇しています。金利が下がったことにより市場がシフトして活性化し、リスティング件数が増加したと思われます。コンドミニアムの販売は前期に引き続き低調で、2024年4Qの成約件数は、昨年同期比で18.2%下落しました。下落の主たる要因は、保険料問題により建物管理費が大きく値上がりしたことです。具体的にはマウイ島での大規模火災や米本土のハリケーン(台風)や竜巻による被害が多発していることから、ハワイのハリケーン保険の評価基準が大変厳しくなり、コンドミニアム一棟を建て直すコストへの保険料が著しく高騰しており、社会問題となっております。一方、賃貸市場の方は活発で底堅く、賃貸平均価格も上昇し、需要が供給を上回っております。2024年は金利下落と保険料問題からの建物管理費高騰が混在したことによる影響を受けて穏やかな市場でしたが、2025年は金利が再度下がれば市場が活性化し、取引価格も上昇すると思われます。
【一軒家売買市場動向】
【コンドミニアム売買市場動向】

【コンドミニアム売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>