最新ハワイ(ホノルル)不動産売買/賃貸市場動向≪2024年1Q≫

ハワイの不動産市場は高金利の影響で成約件数、価格ともに低い水準で推移しました。特にコンドミニアムの動きが弱く、2024年第1四半期は昨年同期と比べ成約件数が7.6%減少、価格は同水準にとどまりました。特に100万ドルを超える高額コンドミニアムを中心に動きが弱く、在庫件数が継続的に積み上がり2024年第1四半期では昨年同期に比べて16.7%増加しました。一方、戸建て市場はコンドミニアムに比べると相対的に活発な動きを示しており、2024年第1四半期は昨年同期と比べ成約件数が5.8%増加、価格は4.9%の伸びを示しました。在庫件数はコンドミニアムほどではありませんが、対昨年同期では8%増加し、供給が需要を上回る傾向は続いています。住宅ローンの高金利が続く中、以前に比べて最多価格帯が下がってきており、より低価格の戸建てやコンドミニアムは実需に支えられ堅調な動きをしています。現在、記録的な円安が続く中、日本からのオアフ島への1日あたりの渡航者数は春休みの影響で4千人未満、2019年と比べるとまだ半分以上は回復していません。一方、ハワイの高級戸建てやコンドミニアムは東京の新築タワーマンションと比べ手頃感が出てきており、富裕層の方々からハワイのコンドミニアムや戸建てを別荘や節税目的で購入されたいというお問合せは増えており、特に300万~1,000万ドルの資産価値の高い高額物件への引き合いが目立ってきております。

【コンドミニアム売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>

【一軒家売買市場動向】

出典:Hawaii Market Report,<Hicentral>

 

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