最新ウェストチェスター戸建不動産動向≪2024年3Q≫

ウェストチェスターの第3四半期は春先から初夏をピークに徐々に勢いが落ち着きを見せております。その背景には、マンハッタンコンド市場コンド動向の解説でも述べました金利下落を待つ動き、および仲介手数料ルールの変更による混乱が挙げられ、この2つの影響で購入者の動きが鈍くなっていたことが伺えます。それにも関わらず、ウェストチェスターの需要は堅調であり、手数料問題で混乱した時期は足元収まり、この先は徐々に変化していくと思われます。現状、手数料問題はこれまでと同様に進める事が出来ており、更に予想通り金利も下がったことから落ち着いたマーケットが足元続いております。物件の在庫は、枯渇が続いており、住み替え先が見つからなければ、売却も出来ない、物件が枯渇の為に購入もできないというループが起こっております。更に学校の時期再開を目途に、マーケットが盛んになるウェストチェスターの為、その時期を過ぎた秋以降は、更に物件は枯渇し市場の金額も下がると予想しております。コロナ禍以降勢いがあったマーケットが、この夏以降下降気味である事に対応できない売主が、変わらずの高値で物件掲載(リスティング)しても、市場に残ったまま売却できず、残るケースも伺えます。人気のある物件は高値を付ける事ができる一方で、買主もしっかり見極める目を持っている為、速やかに売買を進める為には市場に合わせていく事が現況のマーケットでは求めれる視点となります。10月後半になりウェストチェスター郊外は紅葉できれいに彩られており、昨年と違いニューヨークらしい寒さが訪れるのではないかと感じます。寒いニューヨークになると市場は更に鈍化していきますので、この冬の動きは昨年の勢いはない冬になる事も予想していおり、総じて購入者にとっては良い投資機会といえます。


出典:MLS WC

 

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