最新ウェストチェスター戸建不動産動向≪2024年2Q≫

ウェストチェスターの売買市場は、コロナ禍以降、物件枯渇が続いており、足元では1Qに引き続き競争の激しい市場が継続しております。
具体的には、コロナ禍による戸建て需要の高まりから価格が上昇を続け、コロナ前に1M以下で購入できていたマーケットが今では$1.5M以下で探す方が難しいマーケットになり、一般のバイヤーや投資家、ディベロッパーにとっても買いやすい価格帯の物件がないと言う状況が続いています。

グラフで見ていきますと、2024年Qは、一見すると、例年春夏の市場動向と同様の動きをしているように見えますが、物件の供給は昨年同期比-16%と更に減少している中、成約件数は昨年同期と同数を保っており、競争激化の環境であることがお分かりいただけるかと思います。今年は冬の降雪量が少なく、1Qから内覧者が多かったことも2Qの成約数を押し上げた一因となっています。物件枯渇の現状は、売買価格にも大きく影響し、成約中間価格は昨年同期の$850,000から$970,000に14%と大幅に上昇し、100万ドルにも到達する勢いです。ウェストチェスターの安定した投資環境が、一般バイヤー、海外投資家、ディベロッパー等、様々な方面から人気を博しており、価格の高騰につながっています。一方で、2Q後半は、物件の枯渇はあるものの、売り手市場であることを理由に、大変強気な価格提示をするセラーが多く、バイヤーが動向を探っている様子も伺え、価格は高止まりから上下している状況です。
ウェストチェスターの特徴である“良好な治安環境”および‘全米有数の優良学校区’は、子供を持つ世帯にとって最もプライオリティが高く、常に強い賃貸・売買需要がありますので、今後も安定した動きが継続するものと考えます。

 


出典:MLS WC

 

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